急ブレーキ教習をシュミレーター室で体験


第二段階になると、教本の順番通りに進まないことが何回かあります。また、学科を受けないと技能教習ができなかったり、ディベートがあったり、第1段階よりちょっと複雑。

 

今回は路上ではなく、シュミレーター室で行いました。

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こんなのです。

 

いつも技能教習は教官と一対一ですが、急ブレーキ教習は、私と男の子の2人で行われます。

 

このシュミレーター室で急ブレーキを踏む体験をします。急ブレーキを踏むには仮免学科試験でも出題されていた、停止距離について知っておかなければなりません。

ちょっと復習しておきましょう。

車が停止するまで、危険を感じてからブレーキをかけ、ブレーキが実際に踏むまでの空走距離と、ブレーキを踏んでからブレーキが効くまでの制動距離といいます。

 

シュミレーターでは、この空走距離+制動距離=停止距離を体感するのがねらいです。

物腰が柔らかい教官が「失敗してもいいから」とのことで安心して出来ます。早速やって見ましょう!

 

シュミレーターの乗り方は、通常のAT四輪と同じです。ギアもブレーキもアクセルもまんまいつもの教習で使用している車と一緒です。ただちょっとおもちゃっぽく感覚が軽い感じ。

私と男の子で順番にアクセルで発進して信号が青から赤になったらブレーキを踏みます。

 

コースは以下の3つを走ります。
・直線
・カーブ
・ラストは路面を再現したゲーム(?)

 

直線は濡れた路面、砂利道、凍結した道路を走りました。道路の状態によってブレーキが効くまでが長く、教えてもらった通り制動距離が長いことが実感できました。
ちなみに砂利道では座席が振動し、砂利道が良く再現されていると思いました。


カーブでは、学科で習ったABSを体感します。

ABSとは、アンチロックブレーキシステムの略で急ブレーキをかけると、断続的にブレーキがかかり、ハンドルも操作が可能になるシステムのこと。

第1段階の学科で説明されていたのですが、イマイチよく分かっていませんでしたが、シュミレーターをやってみてABSの良さを実感しました。

ABSが搭載されていない車では、急ブレーキをかけると、タイヤがロックしハンドルが効きません。なので、凍結な濡れた路面で急ブレーキを踏むとスピンします。シュミレーターでは、カーブに置いてあるポールを倒してしまいました。

一方、ABSが搭載されていると、凍結や濡れた路面などで急ブレーキをかけても、スピンはせず、安定して止まれます。シュミレーターでも、ポールを倒さず止まれました。

ただし、ABSが必ずしも安全に停止できても停止距離が短くなる訳ではないそうです。

最後に、見通しの悪い道路や、交差点などでのシュミレーション。いきなり人や車、障害物が現れて、これを上手く避けるか急ブレーキを踏むというゲームみたいなもの。


特に難しいと思ったのが、いきなり人間が飛び出て来て避けたのは良いけど後ろから車に追突されるパターン。

一体どうしたらいいのか?と思っていたら、男の子も思っていたらしく、そのことが話題になりました。教官によると「私も分からない。ただ、後車に危険を事前に知らせてあげる事が大事」

とは言いますが、後車が急ブレーキを踏むと想定していなかったことも原因なのでは?
と思うのですが…。運転って難しいですね。


今日はいつもと違って新鮮でした。
次はまた路上に戻ります。