辛かったはじめての技能教習
人生初の車の運転。受付で、指定番号のついた車に乗るよう指示される。荷物は後部座席におき、ドキドキしながら助手席で待つ。
やがて、懐かしいチャイムが鳴り担当教官が来ます。
女性教官で年齢は40代前半ぐらいでしょうか?名前はA教官とします。
走る前に、車中でテキストを見ながら車の仕組みを解説。
説明につど「はい」と返事を返していたら、
A教官がいきなり言葉を止めて
A教官「あなた、さっきから、はい、はい、て。私の話本当に理解してる!?聞き流してるでしょう」
私「……は、い。」
どうやらA教官にとって私の相槌は適当に聞いていると判断されたようです。
決して不真面目にA教官の話を聞いていた訳ではありせん。一生懸命理解しようと聞いていたつもりです。
ただ私も反省があって、事前に教本を読んでこなかったこと。
脱線しますが、自動車免許取得の効率の良い勉強法は、技能は予習。学科は復習が効果的だそうです。
予習を怠りA教官の説明に理解が追いついていなく、流して話を聞いてしまっていた部分は反省しなくてはなりません。
しかし、正直なところ、高いお金を払っているのに何故怒られなくてはいけないのか?
ヘラヘラしていたわけでなく私なりに話を真剣に聞いていました。
相打ちが気に入らないのであれば、一方的に説明するのではなく質問するなどコミュニケーション取ればいいのに。
と、頭の中で思っていることを口に出そうになりますが、ぐっとこらえる。
そんなことを言っても、火に油を注ぐだけで無意味だと思いました。
初めての運転を前にガチガチに緊張しているところでキレられ、私の心は折られていました。
そして、A教官の運転で教習所内を一周。
いよいよ、私が運転する番となります。
先にも言いましたが、教本を読んでませんから、発進の仕方ももたつきます。質問すると、A教官はキレ気味で説明してくれます。
とてもやりずらい…
やはり予習はするべきだった…本当に後悔です。
バックの練習後、外周をぐるぐる廻ります。
隣からA教官から怒鳴り声が
「ハンドルは強く握りしめすぎ!」
「ハンドル、小刻みに回しすぎ!」
「目線が手前を見過ぎ、遠く見て!」
全て正しい事を言っているのですが、
運転に精一杯の上、自分の出来なさに半べそ状態です。
見かねたA教官は、横から手を出しハンドルを握ってきてこうやって回すの!と教えてくれますが、大パニック。
ですが、慌ててばかりじゃ仕方ありません。気持ちが落ち着つつかせ、少しずつですが曲がり方が上手くなってきました。
嬉しくてつい「やった!」と声をあげると
A教官が「うまく出来ると嬉しいわよね〜」と。
さっきまで、めちゃくちゃキレまくっいたのにとても穏やかです。
この人、本当は怖い人じゃないのかもしれない。。
どうにか、1回目の教習を終えました。
A教官から最後に
「外周で終わる人はじめて。これから覚えることたくさんあるよ。」とお言葉をいただきました。
どっと疲れました。本当に私は免許取得できるのか。もう、自動車学校に行きたくありません。